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【便利工具】現役整備士おすすめ、首振りエクステンションバー3選

目的のボルトにアクセスできない・・・少し斜めになれば工具がかかるのに・・・

なんとかソケットが掛かったけど、斜めだし浅がかりでなめそう・・・

あると思います。

自動車・バイクでのネジを外すという行為は頻繁に行われますが、いつでもまっすぐに工具をあてられるということは多くありません。

角度をつけて障害物を回避したい場合、多くは『ユニバーサルジョイント』を使用しているのでないでしょうか?

でも、一般的な『ユニバーサルジョイント』って扱いが難しいというか便利なんだけど不便?矛盾していますが(笑)

ここでは、少しの角度なら【首振りエクステンションバー】が便利で扱いやすい!のでおすすめなのでご紹介したいと思います

国産自動車ディーラーにて整備士歴15年以上の私の見解でお送り致します!

目次

ボルトに真っすぐアクセスできない時 

ボルトにソケットがが刺さらない場合、高さ(ソケットの長さ)やラチェットの首振り機構だけでは対処できない場合があります

それは障害物がボルトの正面にあったり、被さっている場合です

ボルトを正面から見るとマフラーが邪魔している

こういった場合【ユニバーサルジョイント】を使えば躱せる場合がありますが、軸方向の長さが増えてしまったり、そもそも首振り機構がクタクタでより一層工具が掛けづらいなんて場合があります

一般的なユニバーサルジョイント

少し角度がつけばいいのに

30度とか45度とは言わず、5~10度の角度がつけば工具がかかるのに・・・

ストレートタイプだとソケットがナナメで浅がかり。これではナメてしまう・・・

こんな時にエクステンションバーの首振りタイプがあると障害物を躱すことができるのです

首振り機構でボルトにしっかりソケットがかかる。これなら安心!

首振りタイプのエクステンションバーには常時首振りタイプと押し込めばロックしてストレート、少し引き出せば首振りになる2ウェイタイプのものがあります

私が好んで使っているのは『整備工具のストレート』さん扱いの【FLAG エクステンションバー 首振りタイプ】です

通常のストレートタイプのエクステンションテンションバーとして使用できるのと

ウォブル(首振り)として最大15度の角度をつけて使用することができます

最大15度の首振り機構
ソケットを押し込めばストレートエクステンションバーに!

この2wayを実現しているのが先端の加工です!

この先端のくびれと段付きがキモ

一部『くびれ』ていてよく見かける首振り機構になっていますが、その奥に段差があり、使用するソケットを押し込むことでロックされて『ストレート』として使うことができるようになっているのです!

これが本当に便利で、ボルトなどを連続して外す場面などで障害物を躱しながら工具を付け替えることなくできるからです

工具の付け替えって意外に面倒なもので手が汚れていたり、窮屈な姿勢、工具箱が遠かったりするとストレスになりますからね!

デメリット

デメリットというか使用上の注意点になります

①耐トルクが低い

先端部がくびれているのと、軸部もあえて細身に作られている為、通常のストレートタイプのものよりトルク耐性が低いです

固く締まっているor強く締めなければならい部分の使用は工具の破損に繋がる恐れがあるので使用を控えましょう!

②意思に反して首振り⇔ストレートになってしまうことがある

これは切り替えが押し込む⇔引き込むになっておりちょっとしたことで切り替わってしまうことが起きます

ソケットをボルトにあてがう時、浅い角度で押し込みすぎると、ストレートになり一度手に取って首振り状態に直す必要があります

反対にソケットを引いてくる時などに、ソケット部分が『ツバ』となって周りに引っかかってしまうと、ストレート状態が解除されてしまい、意図せず首振り状態に戻ってしまう場合があります

これは構造上仕方ない部分なので、『気を付ける』しかないと思っています

意識して操作すればエラー率は下がるので、問題ないとも言えますよね

製品紹介

3つ紹介致します

紹介するのは自動車・バイクで使用頻度の高い9.5sq(3/8)で長さのラインナップも調査

個人的にエクステンションバーの欲しいサイズは30、75、150mmが基本の3セットで、250~300くらいの長いものが1本あると役立つと思います(あとはソケットの長さで微調整すればなんとかなります)

①王道:ko-ken オフセットエクステンションバー

まずはこの製品の王道ともいえるko-ken製になります

首振り角度は15度

特徴は根本部分に深いローレット加工(滑り止め)が施してあるのでソケットの脱着や手回しするときなどに滑ることなく正確に作業が行える部分と言えます

9.5sqのラインナップは

32、50、75、125、150、250、300(mm)

と小刻みに幅広く設定があるのが嬉しいですね

ソケット系工具で人気のあるko-kenは耐久性・精度も高く安心できますね

②リーズナブル:整備工具のストレート エクステンションバー 首振りタイプ

次はお求めやすい価格設定で助かる整備工具のストレート製になります

首振り角度は同じく15度

ローレット加工は根本の差し込み部ではなく、その少し上のくびれた柄部分になります、エクステンションバーを持った時にちょうど指先が持つ部分ですね!

9.5sq(3/8)ラインナップは

32、75、150、250、460(mm)

とko-kenほどではないですが十分に選べますし、460mmと他にはない長い製品もあります

リーズナブルですが機能として申し分なく使えるのでお勧めです

高級:nepros ウォブルエクステンションバー

最後は、仕上げの美しさに定評のあるnepros製になります

首振り角度は13度と先の2製品に比べると控えめな設定になっています

滑り止めはneprosの特徴ともいえるゴムリングでローレット加工はなし

9.5sq(3/8)のラインナップは

30、50、75、100、150(mm)

長いサイズはありませんが、100mmというサイズが他にはないサイズ設定となっています

neprosはなんといっても見ているだけでうっとりするキレイなメッキと加工精度ですね!

所有欲を満たしてくれること間違いなし!

まとめ

お助け便利工具 首振りエクステンションバーのおすすめ

ボルトにまっすぐアクセスできない時に重宝!

ストレートとしても使える2wayタイプが便利

対応トルクと意図しない切り替えには気を付けよう

おすすめ製品3選

①王道:ko-ken オフセットエクステンションバー

②リーズナブル:整備工具のストレート エクステンションバー 首振りタイプ

③高級:nepros ウォブルエクステンションバー

でした

まっすぐなエクステンションバーしか使ったことがない方

旧タイプのユニバーサルソケットを使っている方

に是非使っていただきたいです☆

便利なので1軍工具になること間違いなし!

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです

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この記事を書いた人

国家一級自動車整備士、第二種電気工事士資格の持つ私が趣味のバイクライフ、ガレージライフをお伝えします♪
もちろん整備士目線での車のお役立ち情報、工具好きならではのお役立ちアイテムも発信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します☆
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