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【便利工具】クイックスピンナーの特徴とおすすめ【ラチェット活用】

ネジを手で回すのには大変、かといってラチェットだと空転トルクより抵抗がなく供回りしてしまって、一向に進まない・・・

整備あるあるだと思います(笑)

こんな時に少しでも『ラク』に回すことができるのが、【クイックスピンナー】なのです

昨今、電動工具化が進んでいますが、細かく繊細な作業や、ちょっとした作業はハンドツールが適していますので

需要がなくなるということはありません

国産自動車ディーラーにて整備士歴15年以上の私の見解で紹介とおすすめしたいと思います

それではどうぞ!!

目次

クイックスピンナーって?

ネプロスの【クイックスピンナー】
左:NBEC38 右:NBE38

定義

そもそも【クイックスピンナー】とはなんぞや?ってなりますよね?

ラチェットハンドルとソケットの間に装着することでソケットの早回しができる工具です

https://ktc.jp/catalog/index-category/category-list/be3-q

KTC様のサイトにはこのように記されています

通常
ラチェットとソケットの間に装着!

ラチェット機構が効かないほど抵抗がないネジの場合、『無意識』にソケットやエクステンションバーの差込部分をつまむように持って手回ししていると思います

でもラチェットヘッドとのサイズ差でつまみづらかったり、持ち直したりして実は余計な手間が発生しているのです

この手間を無くし、人差し指一本でクリクリ回せるように出来る『アシスト工具』が【クイックスピンナー】なのです!

構造と特徴

短いエクステンションバーをベースに差込部分の外形をラチェットレンチのヘッドと同じか一回り大きくしたような形状をしています

真ん中は30mmのエクステンションバー

外形をラチェットヘッドに合わせることが回しやすくするのが『ミソ』になります

クイックスピンナー『なし』
クイックスピンナー『有り』2mmほど外形が飛び出している!

エクステンションバーの外形が大きくなることで、指で『つまんで回す』のではなく『添えて動かす』になるのです!

これによって『ラク』に手回しすることができるってわけですね!

材質は各社で違う

KTCのスタンダードモデルは、中心が金属で回りが樹脂になっています

KTC標準モデル周りは樹脂製(写真は12.7sq用)

上位モデルのネプロスは、端以外は金属で、端はゴムリングとなっています

ゴムは使い心地が良い♪

コーケンやその他は、全て金属性であったり、中心と周りで違う金属を使っていたりします

ここは各社の拘りの見せ所であったり、使う人の好みになりますね

選び方

使うラチェットと外形を近づける

好みもありますが選ぶに当たって大事なことが一つあります

それは『外形を合わせる』ことです

使用するラチェットと同じメーカーであれば大丈夫な場合が多いですが、好みだけで選んでしまうと

ラチェットヘッドとクイックスピンナーの外形差が大きくなってしまって、使いづらくなってしまった・・・

使いやすくするはずで買ったのにこれでは本末転倒ですよね・・・

商品写真だけだとわかりづらい場合があるので、きちんとサイズを確認して買いましょう!

NBR390の幅は約30mm
NBE38の幅は約34mm

特にコンパクトラチェットレンチを使用している人は注意!専用品を買いましょう!

コンパクトラチェットにはコンパクト用を!

材質は用途を加味して

ハードに使うのであれば、オール金属性で一体物がいいでしょう

ただし、ギザギザの滑り止め加工されたクイックスピンナーで対象物を傷つけないように注意が必要です

操作性はゴムリング付きがいいですが、狭い箇所で回りにぶつかったりして切れるリスクがあります(ゴムリングの単品設定有り)

樹脂製は耐久面での不安がありますが、そうそう壊れるものではなく、価格も安いので試してみたい方にも◎

使用方法

ラチェットとソケットの間に装着

装着は難しいことは何もありません

ラチェットレンチに対してソケットをつける前につけるだけ

エクステンションバーをつける要領でOKです

指先のみで快適作業

あとは指先で回すのみです

具体的には締め方向は人差し指、緩め方向は親指と一本の指で回す場合と

人差し指でカリカリ…
親指でカリカリ…

人差し指と親指の二本でつまんで回す場合があります

つまんでカリカリ…

特に空転トルクが軽いラチェットや多ギヤのラチェットレンチで使うと

最っ高に気持ちいい!!です(笑)

ムダにカリカリすること間違いなし!!

デメリット

デメリットというか、仕方ないことなんですが

高さと幅がでてしまう

見方によっては短いエクステンションバーなので、厚み分の高さが追加されます

差し込み部を抜いた部分が高さとなります(約17mm)

そしてラチェットヘッドより幅が広くなるので、狭い場所では周りに干渉しないか気を付けましょう

クイックリリース機構が塞がれてしまう

ソケット交換が楽な『クイックリリース機構(プッシュリリース機構)』がクイックスピンナーで使われてしまうので

ソケット付け替えの時はクイックスピンナーごと外すか、クイックスピンナーを抑えてソケットのみ外すかということになります

クイックリリースするとスピンナーごと外れてしまう

感覚的にひと手間増えてしまいますが、要はエクステンションバー使用時と一緒ですので問題という問題ではないと思います

まとめ

いかがでしたでしょうか

【クイックスピンナーの特徴と選び方】

エクステンションバーをつける要領で、ネジの手回しが快適になるアシスト工具でした

まだ使ったことのない人は一度試してみてはいかがでしょうか?

きっと病みつきになること間違いなしです!

常にクイックスピンナーは装着済み!

それでは良い整備ライフを!!

 


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この記事を書いた人

国家一級自動車整備士、第二種電気工事士資格の持つ私が趣味のバイクライフ、ガレージライフをお伝えします♪
もちろん整備士目線での車のお役立ち情報、工具好きならではのお役立ちアイテムも発信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します☆
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