工具って何を買えばいいの?
自分で車・バイクを整備してみたい、カスタムしてみたいと思っても工具が無ければ出来ることはほとんどありません。
車載工具なんてものも今の車には搭載すらされていないことも・・・
まずは工具の花形!ソケットレンチについてお話したいと思います!
いろんな場所に使えるソケットレンチは、買っておいて損はありません!
でも大きさやサイズの種類がいっぱいあって、何を買えばわからない・・・
そんなあなたに、解説とおすすめの差し込み角サイズをお伝え致します!!
ソケットレンチって?
そもそもソケットレンチとは?
ラチェットやスピンナーハンドルの四角の差し込み側にネジに対応するソケットをつけることで様々にネジサイズに対応することができ、且つ、メガネレンチのように一回一回抜き差ししなくても回すことが出来る。
非常に便利な工具なのです!(ミリ、インチにも対応可能!)


差し込み角とは?
一言にソケットレンチと言っても、ネジ側のサイズだけでなく、差し込み側にも種類があります。
ソケットレンチの差し込み側の四角い部分の事を【差込角】といいます。
差し込み角の種類は6.3sq、9.5sq、12.7sqなど
(1/4,3/8,1/2と言うことも有り)
sqはスクエア(四角)を意味し9.5sqは9.5mm(3/8インチ)となります。
バイクがメインであれば6.3sq(1/4インチ)通称【シブイチ】もありなんですが、車もバイクも整備してみたいって方、まずは9.5sq(3/8インチ)でそろえる事をお勧め致します!

なんでメインは9.5sq(3/8)がおすすめなの?

まずはネジサイズの守備範囲が広いからです。
その範囲とは六角ネジの二面幅が5.5~24mmのネジまで対応。
無理なく使い易い部分は8~19mmですがこの範囲はクルマのホイールナットやサスペンション回りの大きサイズのボルトでなければほとんどの作業に対応できます。
6.3sqだと守備範囲は3.2~14mm。
狭いところでは、サイズが小ぶりで使いやすい反面、力が入らない為用途が限られます。
ほとんどは8mmと10mmを使うエンジン回り、外装でしょう。(12mmですら標準のラチェットの長さでは固くて大変なことも・・・)
逆に12.7sqの守備範囲は8~36mmと一見サイズだけ見れば乗用車なら何でもできそうなサイズ設定に見えますが、元々が太く工具も長くなりますので、8mmのネジなんて締めたら簡単にネジを痛めたり、ねじ切ったりしてしまうことでしょう・・・
12.7sqの活躍どころは17mm以上の固いボルトとホイールナット、サンペンションなどがメインです。
どのサイズを買えばいいの?
先ほどの項で少し触れましたが、9.5sq(3/8インチ)であればメインどころの8~19mmです!
具体的には8,10、12,13、14、17、19mm
日産車のサスペンション周りも作業する方は16、18mmも必要になります。
自転車では15mmを使用したりするので必要な方は用意しましょう!
スタッドレスタイヤの履き替えやブレーキ、サスペンションも整備したいって方は12.7sq(1/2インチ)で17、19、21、22mmを買いましょう!
あれれ~?17~22mmって9.5sqでもあるんだよね?と思った方いるますよね?
確かにありますし、使うこともあるんですが・・・
安全且つ楽に作業する為です!
テコの原理で、工具が長ければ長いほど、少ない力でネジを締めたり緩めたりできます!

長い(大きい)工具は作りも丈夫なので工具自体が壊れるリスクも減ります。
小さい工具で固いネジを緩めようとすると、工具が壊れてしまったり、手が滑ったりして怪我をする可能性も上がり危険。
でも長い(大きい)工具では細かな作業は出来ません(私自身12.7sqの工具でスパークプラグ、バッテリー交換なんてしたこもない・・・)
要は適材適所です♪
9.5sqをメインに12.7sqを付け足そう
8~19mmを9.5sqで
17~22mmを12.7sqで
買っておけば大体の作業はできます。
あとはその都度必要になったら買い足せばOKです♪
適材・適所で安全・快適なガレージライフを楽しみましょう!
8~12mmをより快適に使いたい方は『コンパクトラチェットレンチ』を買い足すのがおすすめです!!
こちらの記事で紹介していますのでどうぞ!
あわせて読みたい 【ソケットレンチ】9.5sq(3/8)コンパクトラチェットのおすすめ【シブイチ感覚】 工具セットに入っているラチェットって大きすぎませんか?長すぎませんか?重くないですか? セット工具の多くは9.5sq(3/8)の工具であり、入っているラチェットの長さ...